本当は着たい服。本当は憧れている人。
ずっと胸の中にあるけれど
「もうここまで来たら自分の人生には関係ないな」と、
思い描く姿に蓋をしてしまう。

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これは他の誰でもなく、かつての私自身です。

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大学4年生の頃、そういう自分に気が付いて、
24人の被写体の "なりたい姿" をテーマにした
写真集「かえ/る」を、卒業制作として提出しました。

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24人の方々とそれぞれ対話を重ねて見えてきた、
1人ひとりの "なりたい姿" はどれも違っていて
どれも複雑で、それでいて魅力的でした。

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これまで過ごしてきた日々、触れてきたものが形作る "憧れ" 。
それを叶えるために一緒に衣装とロケーションを探し、写真を撮る。

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出来上がった写真を本人たちに渡した時
ある人から「これからのお守りにするね」と

言ってもらったことがきっかけで
私は写真家としてmargoを立ち上げました。

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変身は1日限りでも、写真の中では永遠に残ります。
誰も知らない、新しい姿に出会いに行く瞬間を
これをお読みいただいているあなたとご一緒出来たら、
こんなに嬉しいことはありません。